2012年10月22日

木曽谷から〜風越山(木曽郡上松町)-H24.10

アルプスの山々が、うっすらと薄化粧してきましたね。

・・・と、カレンダーを見ると、いつのまにか「寒露」が
過ぎていました。。。
数日後には「霜降」を迎えようとしています。


木曽谷から・・・ですが、その前に。。。
伊那谷で活動している森の座が、なぜ、木曽谷からブログを
書いているのか???と不思議に思われている方々に、
簡単にご説明させていただきます。

森の座メンバーの一人が、木曽谷に出張しているから。。。

なんです。
今年4月から来年3月までの一年間、木曽谷の森も楽しみたい♪
・・・楽しんでいまするんるん

でも最近は、木曽谷にお住まいの方々からもお声をいただき、
木曽谷でも地域環境整備をさせていただいておりますぴかぴか(新しい)
ありがとうございます(^o^)


前置きが長くなりましたが、

森林鉄道のまち、上松町の山「風越山(かざこしやま)」を
登ってきましたひらめき

→ 20121013木曽上松町-風越山-ss.jpg
 奥の山々が中央アルプス、その手前の山が「風越山」です!


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 御嶽山のふもと、上松町が一望できます。

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  白樺からキノコ♪

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  親子一緒♪

マツ類の木々は少なく、白樺やサワラ、クリやナラの木々が共存しているようでした。
カエデも多かったかな。。。

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 頂上からちょっと先の展望台から、中央アルプス(駒ケ岳、宝剣岳)にご挨拶るんるん
 伊那谷から見る駒ケ岳とは別の顔。。

そのほか山中では乗鞍岳や恵那山も見られたはずですが、どの山がそうだったかは、不明・・・
でも、360度パノラマで山々とご挨拶してきました♪


風越山の標高は、1699m。
風にそよぐ夏草の緑の美しさから木曽八景のひとつ「風越の青嵐」と言われているようです。
畜産が盛んだった頃は、草刈場として利用されていたとのこと。

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 紅葉も、とてもきれいでしたっ!!(H24.10/13登山撮影)



 ~ つきのひかり ~
posted by もりのざ at 00:00| Comment(0) | あのね

2012年10月20日

木曽谷から〜きそむら体験館-H24

開田高原のふもとにある「ふるさと体験館きそふくしま」という施設に
遊びに行ってきました。
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 この建物は、旧黒川小学校の校舎です。
平成9年に廃校になったあと、地域の方々のもと体験交流の場として利用されているそうです。

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 校舎いっぱい使って、木育推進していますっ!
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 機織り機もたくさんありました。

地域の方々を講師に、郷土食体験や木工体験、林業体験、農業体験、自然探索体験、
歴史文化体験などなど、ができるそうですひらめき
楽しそう〜ぉるんるん

(参照:ふるさと体験館きそふくしま 様 http://www.taikenkan.jp/ )


伊那市にも、こういった施設がありますよね。
rogu-ss.jpg「国立信州高遠青少年自然の家」http://takato.niye.go.jp/ 

ぜひ、利用していきたいですねひらめき


 〜 つきのひかり 〜
posted by もりのざ at 00:00| Comment(349) | あのね

2012年10月06日

秋の薪づくり強化週間 ご報告(H24.10.6)

 秋の爽やかな空気の中、開催致しました「秋の薪づくり強化週間」。
毎回楽しみとお仲間4名で参加くださる方、以前から知っていたがやっと都合
がついたと参加くださったご夫婦、「また春に開催をお願いします」と言い残
し軽トラックいっぱいに薪を積んで帰路につく親子等々、上伊那各域より大勢
の参加者が秋の森林に彩りを添えています。

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 薪は、薪ストーブ用の燃料のみならず、風呂焚き用の薪としても多くの方に
足を運んでいただいています。また、老若男女問わずクリやドングリを拾う姿、
景色を眺めながらお茶を飲んでいる姿、汗を流しながらも笑顔で作業に向かう
姿など、多彩な参加者に私たち自身も新しい発見をさせていただいています。

 間伐材を薪として活用することは、森林や人の森林と人のきずなを育みなが
ら、地域の自然景観への貢献、強いては地球環境への貢献にもなりえる持続可
能な事業であろうと考えています。

 こんな素敵な光景を上伊那、伊那谷各地へ拡げていけるよう今後も活動を模
索、展開して参ります。 

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by 森と人をつなぐ旅人



posted by もりのざ at 21:27| Comment(0) | 日記

2012年09月23日

秋の薪づくり強化週間(H24.10.6〜8)開催

「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったものですね。

この春に続き、今年度2回目の「薪づくり強化週間」を開催します。

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今回は、平成24年10月6〜8日の3日間。伊那市ますみヶ丘にて軽トラック約50台
分を予定しています。

詳細、申し込みはこちら http://www.morinoza.org/morinoza-top.html

伊那市のますみヶ丘地区は戦後の開拓地。標高800メートル地帯から西に向かっ
てゆるやかに平坦地が大きく広がります。イベント会場は、森林や農地と共に牧草
地が広がる素敵な場所です。爽やかな秋の一日をご一緒にいかがですか。


by 森と人をつなぐ旅人

posted by もりのざ at 12:31| Comment(0) | 日記

2012年09月19日

木曽谷から〜木育フェスティバルinしおじり-H24.9.15-17

今日(9/19)からお彼岸入りです。
すこしづつ、秋の気配が目に見えてきましたね。


9月15日〜17日の3日間に塩尻市にて開催された
「木育フェスティバル イン しおじり」に
わたし個人的にボランティア参加してきました。

  SCN_0001-ss.jpg  SCN_0002-ss.jpg

木育とは・・・
 平成18年9月に閣議決定された‘森林・林業基本計画森林・林業基本計画’に
 「市民や児童の木材に対する親しみや木の文化への理解を深めるため、
  多様な関係者が連携・協力しながら、材料としての木材の良さや
  その利用の意義を学ぶ、「木育」ともいうべき木材利用に関する
  教育活動を推進する」と明記されたものだそうで、
つまり・・・
 子どもから高齢者のみんなが、木々とふれあい、木々を活用していこう!と
 いうものです。


会場は、木のおもちゃがいっぱいっるんるん

カンナで削って‘マイはし’をつくったり、丸太で‘イス’づくりをしたり・・・
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一番人気は、ヒノキの‘かんなくずプール’↓
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フロアに、ヒノキの香りが充満していて、癒されました。


東京の四谷にある、東京おもちゃ美術館のキャラバン隊も来場。
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わたしも3日間、木と子どもと、遊びまくりましたるんるん


これは是非に、伊那市でも開催したいですexclamation

もちろん、森の座でも何かしら企画したいなぁ〜と
密かに描いているわたしでするんるん


木とひとと・・・
嬉し楽しい3日間でしたっ!


 〜 つきのひかり 〜
posted by もりのざ at 22:30| Comment(0) | あのね

2012年09月12日

大きくなりすぎた庭木をきる(H24.9.11)

伊那市山寺の某所。古くからある住宅地は、隣接する隣家との境界に隙間がほとんどない
場合が少なくありません。庭の片隅に植えたのか、鳥が運んだのか、「エノキ」が蔵に沿
うように生えています。地主さんも隣家さんの手前、大きくなると枝を落していたそうで
すが、屋根を越えるまでになるとなかなか手入れも難しくなって。

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そこで、普段は木の根元から伐ることが多い私達ですが、クレーンなどの機械は入らない
場所なので木に登って伐ることに。樹上での作業はやりやすくても、降ろす枝は狭い場所
を選んで投げ降ろします。他の植木を痛めないように、蔵も痛めないように慎重に。

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ご覧の通り、すっきりしました。チェンソーのきりくずは片付けきれなかったですが(スミ
マセン)、伐った木は全て地主さんの薪ストーブの燃料になります。昔から薪炭材に使われ
ていた「エノキ」も有名な国蝶「オオムラサキ」の幼虫の食草になります。この伊那谷は、
段丘地にエノキが多く見られるので、昔から段丘地にはオオムラサキがバタバタと乱舞する
姿が見られたかもしれません。

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「エノキ」・・・ニレ科の落葉樹。ここではキノコのそれとは違います。


by 森と人をつなぐ旅人
posted by もりのざ at 18:56| Comment(0) | 日記

2012年09月11日

木曽谷から〜ひのきの里(上松町)のお祭り-H24

♪ 村の鎮守の神様の〜
   今日はめでたいお祭り日〜
    どんどんひゃらら どんひゃらら
     どんどんひゃらら どんひゃらら
      朝からきこえる笛太鼓〜 ♪ 〜村祭〜

と、お祭りといえば歌ってしまうわたしですが、
赤沢自然休養林がある上松町、ひのきの里では、
春夏秋。。。と、お祭りが多いですっ!

そのなかで、わたしがみせていただいたお祭りをご紹介。


<春〜小川若宮神社例祭>
 獅子狂言が奉納される例祭です。

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 小川若宮神社

 そのひとつ「葛の葉の舞」です。↓

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 獅子頭をかぶった女形が、母と子の別れる辛さを演じるもので、
  (物語としては・・・契りを結び夫婦となり子にも恵まれて暮らしていたが、
   夫に自分の正体が獅子と知られ、家を追われ、子とも別れさせられて、
   その恨みを綴った・・・というものだそうです。)
 唐紙大の白紙に獅子の口に筆をくわえ
  「恋しくば尋ねて来て見よ、和泉なる信太の森の恨み葛の葉」
 という文字を、星型の呪符晴明判を書きます。

 お祭りは、三日間にわたって行われるそうで、わたしは中日に
 集会所で行われた舞をみせていただきましたが、この翌日は
 神社境内にて、舞が奉納されたそうです。
 県内でも、非常に珍しいそうです。



<夏〜木馬引き>
 昔、伐採した木を山から下ろす時に使われた「木馬(きんま)」を
 人が引っ張ってタイムを競う大会です。

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 駅前は屋台が並び、夜には花火に‘木曽節の盆踊り’と、
 とても賑やかなお祭りでした。

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<秋〜諏訪神社例祭>
 上松にある諏訪神社と若宮八幡神社の例祭です。

 宵祭りの地歌舞伎、獅子狂言に始まり、諏訪神社本殿から神輿が
 出発して八幡宮で一泊し、翌日再び諏訪神社へと戻るそうです。
 神輿は、旧中山道を中心とした道中を練り歩きます。

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 夜に始まり練り歩くこのお祭りは、最終に神社に戻り境内を三周するのですが、
 足元が真っ暗なため松明で足元を照らします。

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 とても、幻想的!!
 
 このお祭りは、三日間にわたって奉納される、伝統あるお祭りだそうです。

 ここの諏訪神社は上松小学校に隣接しており、グランドを横切って境内
 入ります。
 また、諏訪から直接来たのではなく京都から勧請したお宮のため
 御柱は建てないそうです。

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上松町では、お祭りが行われている時には、どの家の玄関先にも灯篭が
明かり照らされています。

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町の住民一同が一体となってお祭りを司っています。
大切なことをつないている、すてきなまちですっ♪

感謝。


(参照〜上松町観光協会様
  http://www.town.agematsu.nagano.jp/kankou/

 〜 つきのひかり 〜
posted by もりのざ at 22:22| Comment(1) | あのね

2012年09月09日

お宅の庭に「ピザ窯」を

最近は、各家庭ホームベーカリーの普及もあり、ピザ生地も簡単にできるようです。
そこに、夏場にたくさん採れたトマトをソースにしておいて、塩、パルメザン、とろ
けるチーズとバジルとオリーブオイルでおいしいピザがすぐできます。

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トースターなら5〜6分。ピザ窯なら2分(窯内温度400度)。

ここではピザ窯についてご紹介。

燃料は、庭木の剪定木を乾燥させたものや薪ストーブ用の薪が使えますが、一緒に木炭
などを使えば煙の心配はほぼありません。庭木の剪定木を可燃袋に入れて燃えるゴミの
日に出すのが最近は良く見られる光景ですが、燃料という側面も忘れたくないものです。

そしてピザ窯は、土台になるブロック6個とレンガ40個と鉄板2枚があればどこでも
設置でき移動も可能。鉄板は熱によって曲がるので、厚めの鉄板がおすすめです。

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近年はピザ生地に使う地粉も手に入りやすいので、「ピザ」の材料はほぼ100%国内産
が可能です。デリバリーも人気のようですし、もう舶来品ではなくなっているのかもしれ
ません。

ピザ窯について詳細を知りたい方は、遠慮なくお問い合わせください。


by 森と人をつなぐ旅人

posted by もりのざ at 16:24| Comment(2) | ご紹介します

2012年09月01日

木曽谷から〜H24.8.31

久々にお月さまのことを...

8月31日は「ブルームーン」でした。
と言っても、ブルームーンについては様々な意味が
あるようで・・・

この日のブルームーンというのは、ちょっぴり話題に
のっかって。。。
 ひと月のうちに満月が2回ある場合に、その2つ目を
 ブルームーンと呼ぶようになった

・・・ということで、8月は2日と31日が満月をむかえ、
31日が2回目の満月=ブルームーン でした。


  20120831.jpg


久しぶりに雨が降り、雨の恵みに感謝しつつも、
 どうして満月の日に雨になるの?
と思っちゃったりしていたら、やっぱりちゃんと
お月さまは顔をだしてくれました。

ありがとうございます揺れるハート


 〜 つきのひかり 〜
posted by もりのざ at 00:00| Comment(0) | あのね

2012年08月27日

木曽谷から〜H24.8(お六櫛)

「処暑」を過ぎても残暑が続きますが、
作業場にお客様‘オニヤンマ’が訪れてきて
なんとなく、秋、を感じていますが、
みなさまの周りでは、どんな秋が訪れてきて
いますでしょうか。


木曽谷から・・・

「お六櫛」をつくる体験に参加してきました。

おろく.jpg

お六櫛とは・・・
 『妻籠の旅籠屋に「お六」という美しい乙女がいました。
  お六はいつも頭の病に悩まされておりました。そこで
  ある旅人が教えてくれたように御嶽大権現に願掛けを
  したところ「みねばりという木で作ったすき櫛で、
  朝夕髪を梳かせば必ずや治る」というお告げがありました。
  お六はさっそく言われるとおりにみねばりの櫛を作り、
  朝夕髪を梳かしているうちに、日ならずしてお六の病は
  すっかり直ってしまいました。
  このことがあって、近くで取れるミネバリで作った櫛を
  旅人に売り出したところ大変な評判となり、全国に知れ
  わたりました。
  享保のころになって鳥居峠の近くに材料となるみねばりの
  木があることから薮原でもお六櫛を産するようになったと
  言われています。』

 〜 木祖村役場様
  http://www.vill.kiso.nagano.jp/index.html 抜粋 〜


ミネバリは、学名カバノキ科オレオレカンバというそうです。
斧が折れるほど硬い木で、櫛の歯は保存会の方の手づくり‘のこ’
で挽きますが、挽いたときに舞うクズが口に入り、苦味を感じま
したが、このミネバリの苦味が、頭痛直しの薬効成分として科学
的に証明されているそうです。

ちなみに、、、
写真の手前の歯が、保存会の先生にのこ挽きしていただき、
奥の歯が、私が挽いたものです。。。


木曽の民と木のつながり...
これからも、つながっていきますように。。


 〜 つきのひかり 〜
posted by もりのざ at 18:00| Comment(0) | あのね